前回のブログで私は、人の成長は物凄く時間が掛かる事をお話ししました。
私たちは、未来の子供たちの成長の為に、現在を最も良く生きる事ができる保育(保育所保育指針/保育の目標)を行なって行く為に、日々前進して行きたいと思います。
価値観の異なる保育は人間関係が崩れる
私たちが、新しい保育(主体性を伸ばす保育)を進めて行こうとしても、保育士一人一人の古い保育の価値観や個人の価値観が、足枷となってしまっている様です。
若い保育士が、新しい保育を学んで帰って来ても、他の保育士が相いれない価値観を持っていたり、反対に園長が新しい保育を取り入れて、強引に推し進めても、価値観の異なる保育士は戸惑い・悩み、人間関係だけがギクシャクしている保育現場も少なくない様です。
この様な状況になると、ベテランと新人、園長や主任と保育士との関係は悪化し、ストレスは溜まり、立場や性格の弱い者ばかりが犠牲者となり、うつ状態になってしまい、問題解決が出来ないと辞職という深刻な状況を招いてしまいます。
この問題をどう解決する?
では、保育現場に居る者は、この問題をどの様に解決して行くことが出来るでしょうか?
私の考えは、話し合いです❗️
これしか有りません。
お互いの保育観を、話し合う機会を多くする事です。
この話し合いは、何か保育の内容や運営面の問題解決の為の話し合いではなく、単にお互いの人生観や保育観を露わにする為の話し合いで有り、正解のない生産性のない無駄な時間と思える様な話し合いです。
え?こんな無駄な事にかける時間なんて全然無い〜❗️と反論される方も、数多くおられると思いますが、私はこの無駄と思える様な時間が、最も大切な時間で有ると思うのです。
一昔前の保育士さん達は、新人の保育士が悩んでいると、先輩保育士が食事に誘ってくれて、お酒を飲みながら心の内を聴いてくれたものでした。
しかし今の時代は、この様な機会はコロナ禍の事情も拍車をかけて、ドンドン少なくなってしまっている様です。
この様な状況下の中で、今の保育士さん達の求めていることは、自分の素の思いを打ち明けるという事だと思うのです。話したくて話したくてウズウズしている❗️上司から、意見の強い保育士から言われるばかりで、反論が出来ずにストレスが溜まっている人がとても多いのです。
話を聞いてくれる人が居たら誰でも良い❗️同じ思いを持っている保育士だったら尚更良い❗️と言う保育士達が、チャットルームに集まり、不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句をブチまけているのです😅💦
でもこれらの保育士達は、きっと子ども達の前では、必死で作り笑顔を作って保育しているんだろう・・・こう思うとゴリさんは、何とか助けになってあげたいと思う日々を過ごしています。
作家のひすいこたろうさんは、ご自身が選ぶ素晴らしい日本語ベスト10の上位に、『打ち合わせ』と言う言葉をあげておられます。
この打ち合わせの言う言葉の語源は、“”内合わせ“”で有り、心の内側で有る本音を打ち明けて合わせる事である事を教えてくれました。
これってコミュニケーションの本質だと思いませんか❓
話したい❗️自分の思いを打ち明けたい❗️
ゴリさんは、こんな保育士さん達の心の叫びを受け止められる園長先生になって貰いたい❗️
そして、こんな心の叫びを上げている園長先生の助けになってあげたいと心から思っています。