何年か前、保育士の給料が何故安いのか?と言う問題に対して、ホリエモンこと堀江貴文さんが『保育士の仕事は、誰でも出来る仕事だから・・・』と言うコメントした事により、世の中がざわつきました。

このコメント事件を知らない人もいると思いますし、こう言う私も後から知った事で、当時は気にも止めない話題でしたが、当時は真剣に怒ったり、反対に共感した方もいた事でしょう。

ゴリさんの意見

私はここで改めて、保育改革と言う観点から、私の意見を述べさせて頂きたいと思います。

『保育士は、誰でも出来る仕事か?』と言う問いに対し、私の意見は、『保育士の仕事は、誰でも出来ない仕事を、取り敢えず保育士の資格を持つ人が、何とかやっている状態になっている』です。

え?と思われる方もいらっしゃると思いますが、保育士の仕事は、保育士試験と言う国家試験を受けて合格すれば、誰でも保育士を名乗れる事になっています。

昔の保母資格しか持っていなかった人でも、手続きさえすれば年配の方でも保育士を名乗る事は出来ますし、反対に新卒の学生に至っては、学生時代どんな素行・成績であっても、卒業さえすれば保育士を名乗れます。

また、学力中心の国家試験に合格出来れば、技術的なスキルは乏しくても、保育士を名乗れる国の仕組みになっています。

これとは反対に、国(厚生労働省)の発行している保育所保育指針には、保育所の保育士が行う仕事の目標やねらい・内容などが、事細かに書かれていて、保育士はその保育所保育指針に沿って保育をしなければならない事になっています。

先に述べた新卒で20歳の男子も、ベテランおばあちゃんも、子育て経験が有っても無くても、保育士を名乗る人は、日本の未来を担う子供たちの、人生で最も重要な時期に接し、保育士を名乗る事が出来る人が、保育所保育指針に沿って保育をする様に、この国の仕組みになっています。

これっておかしくないですか?

と言うか・・・同じ保育士を名乗る人が、経験や能力に物凄い差が有る状態で出来る仕事では無いですよね❗️

この事を同じ国家資格のお医者さんに、例をあげて話すならば分かりやすいですしょうか?

総合病院に、骨を折った患者さんが内科医に行っている状態で、内科医さんに、患者さんも院長先生も、骨折を治療しろ!と言っている様子を思い浮かべてください。

こんな事出来ないですよね!

具体的な保育現場で有るならば、子どもを産んだ事も育てた事もない新卒の若い保育士が、いきなり0歳児担当にさせられ、親御さんから育て方の質問をされて、あたふたしている状態です。

実際の保育所では、ここまで極端な例は少ないと思いますが、これに近い事は普通にある事ではないでしょうか?

今の保育士は、毎日園長から命じられた仕事をやらされ、経験や能力が無くても、『ここまで上がれ!頑張れ!』と本来出来るはずもない責任の重い仕事を、やらねばならない状態になっているのです。

そんな保育士がわんさか居る!と言うのが今の日本の事実である❗️と言う事です。

こんな状況ですから、当然心療内科は流行り、うつを理由に保育士の辞職・転職は増え続け、潜在保育士の物凄く多い国となってしまっているのではないでしょうか?

この様な事実・考えから、私は『今の保育所は、誰でも出来ない仕事を、取り敢えず資格を持っている保育士が、何とかやっている状態となっている』とまぁこんな状況であると言えるのではないか?と思ってます。

さて、保育現場で実際に働く皆さんは、どう考え・どう感じ・どう受け止めるでしょうか?