ワンオペ育児を乗り切るのではなく楽しむ方法①では、育児を楽しむ事ができるようになるための基本姿勢をお伝えしてきましたが、今回はその2回目として、ワンオペ育児を楽しむための実際的な方法についてお伝えしていきたいと思います。
お母さんの今の気持ちをはき出そう!
ワンオペ育児で苦しんでいる人たちのほとんどは、自分の今の状況から脱出できない孤立感から、その思いの丈を誰にも吐き出す事ができないジレンマに苛まれた鬱状態になってしまっています。
この様な鬱状態が続くと、鬱状態から鬱病にと悪化してしまいかねません。
2ヶ月で鬱病になると、完治するまでには2年間かかると言われているので、鬱病となる前に早期の対処が必要となります。
一般的にワンオペ育児により、鬱状態となってしまった心を回復させていく為には、先ず自分の思いの丈を吐き出す事により、重くなった心を軽くする必要があります。
その為に、以下の自分の3つの思いを吐き出してくれるお相手を探し、思い切ってぶちまけちゃいましょう!
※この様に鬱積した思いを吐き出す相手は、どの様に見付けたら良いでしょうか?
先ずは「子育て相談」のキーワードを入れてググってみましょう。
すると様々な場所が紹介されて来ますので、先ずは地域にあるファミリーサポートセンターやベビーシッターの紹介所などに連絡して探してみてください。
また、聴く事の専門家であるカウンセラーに直接アクセスしてみるのも良いかも知れません。
(1)私って可哀想な女
ワンオペ育児のストレスによって凝り固まってしまった重い心を軽くする為には、時には不平不満・愚痴・泣き言をぶちまけ、私って可哀想な女・・・と言う自分自身の内在する気持ちを曝け出す事も良い方法です。
この様なネガティヴな言葉を発する事は、望ましい事ではないと教えられる精神的なメンターもおられますが、もし言わなければならない心の叫びを我慢している自分があるならば、むしろ悪いと分かっている気持ちも素直に吐き出して、その後にそうしなければならない自分を許してあげる道を選ぶ方が、回復の早道となる事も有ります。
自分のネガティブな思いや心に許しを与えると、自ずと凝り固まった心が溶け出して緩んで来るのです。
人に「話す」と言う言葉には、「離す」と言う言葉の意味合いがあり、「許す」と言う言葉には「緩む」と言う言葉の意味合いが有ると言われているのです。まさに言霊です。
(2)私がこうなったのはアイツのせい
人の思いはそれぞれで人によっては、「自分てかわいそうな女!」と思うより、「私がこうなったのはあいつのせいだ!」と言う気持ちの方が強い人もいます。
この様な人は、ストレスの原因と思える人に対して、悪口・文句を吐き出す事によってスッキリする場合も有りますので、そんな気持ちを受け止めてくれる人を探して、思い切ってぶちまけちゃいましょう!
これらのネガティブ思考は、自分否定が強い人もいれば、他人否定が強い人もいます。これらのネガティブな自動思考は、専門用語でスキーマと言われており、専門的な知識と経験に富んだカウンセラーでしたら気兼ねする事なくあなたの気持ちをしっかり受け止めてくれます。
(3)私はこうなりたい
自分否定でも他人否定でも、自分の気持ちを思い切ってぶちまけると、不思議と心が軽くなり、自ずと「私はこうなりたい!」と言う様な気持ちに自然になってくる様です。
自分の気持ちをぶちまけ、心を軽くするだけでも価値のある事ですが、専門家に相談すると、安易なアドバイスではなく、自ずと湧いてくるポジティブな気持ちを引き出してくれるでしょう。
人の心の心地良さは、自分と同じ波動の人と一緒にいることが心地よい為、落ち込んでいる時は落ち込んでいる人と一緒にいる方が楽ちんである事も有るのですが、この様なネガティブな波動で引き合った仲間同士が集まっていると、ポジティブな気持ちへ向上させていく事が出来なくなってしまう可能性があります。
それに対して専門家の対応は、一見遠回りに見えますが、「私はこうなりたい!」と言う気持ちに自然に気づかせてくれるので、それが最も最短の自己解決の方法となると言う事になるのです。
※ワンオペ育児により凝り固まってしまった心を緩める為には、先ず自分の今の辛い思いを受け止めてもらえる人に話す事が良い手立てとなります。
しかし、その様な人はなかなか側に居ないものです。こんな気持ちをご主人に話してみても、なかなか聞いてもらえなかったり、的外れであったり、アドバイスばかりであったり、全然役に立たない場合も良くあることです。
こんな時には、地域にある一時利用が出来る保育所の一時保育やベビーシッターを利用して一時的に子どもから離れ、是非聴くことのプロフェッショナルであるカウンセラーにご相談される事をお勧めしたいと思います。
当Agapeメンタルヘルスラボリンでは、育児経験豊かな育児セラピストや心理・心療カウンセラーが親身になってご対応させて頂いております。今はお電話やzoomでのご対応も出来ますので、どうぞお気軽にお問合せになってください。