2020年コロナ禍、時代は急激に変化しました。

AIとロボットの時代、益々デジタル化する時代の流れの中で、日本は未だ昔ながらの保育が続けられている。

新保育所保育指針は、新時代に先駆けて個性を尊重した主体性のある子育てを目指して編纂されたが、保育士一人一人の思いはまだまだそこには至っていない様に思います。

私たち保育士は、新しい保育所保育指針をしっかり学び、理解し、つき従い、これからの新時代を見据えて、新時代に生きる保育士自らが、子供達の手本者として成長しなければ、次の時代に生きる子どもたちを保育する事は出来ないのではないだろうか?

新時代に求められる保育とは

新時代に求められる保育とは
と、問われて、私たち保育士はどう答えられるでしょうか?

悲しいかな・・・私ども保育所に勤めている保育士であっても、自分の意見をしっかり言える保育士は居ないかも知れません。

私は、私達保育士がこの質問に答える上で、保育士が行うべき基本の保育を、先ず保育所保育指針から学ぶべきであると思っています。

原点回帰

『原点回帰』です。
こんな思いから、私は先日園内研修をする為に、改めて保育所保育指針を紐解いてみることにしました。

私達保育所に求められている保育の目標とは何か?目標が明確で無ければ当然の事ながら、私たちの日々の保育は行先を見失ってしまうでしょう・・・

ではその『目標』とは何なのでしょうか?

そこには、保育所の目標は、子供が現在を最も良く生き、望ましい未来を作り出す基礎を培う為・・・と言う一文から分かる様に、子どもが現在(今と言う瞬間)を最も良く生きる事である事が分かります。

そして私達保育士の仕事は、子どもの今を最も良く生きる事が出来る様に、環境作りをする事と言えるかも知れません。

『現在(今)』です!その後に未来を作り出す基礎を培う為、とありますが、保育所保育指針解説には、現在が心地良く生き生きと幸せである事とあり、今の子どもの幸せ感が保育の目標と解説されています。

ですから、保育環境の中で最も影響力のある私達保育士自身が、今を最も良く生きる事により、今を心地良く生き生きと幸せで生きる、その手本者となって行きたいと思います。

保育の力で日本を変える

ちょうど一年前、2020年1月『保育の力で日本を変える』とまぁ、こんな大それた思いを抱きYouTubeチャンネルをスタートして1年が経ちました。

日々好き勝手な内容を配信して、アッという間の一年でしたが、一番初めに掲げたこの思いは、途中でブレたり、忙しくて中断したりしながら迷走していましたが、そうだ!俺はこんな思いで第二の青春、人生を生きて行こうと思っていたのだ。と改めて原点回帰する事にしました。

今世の中は、私達の知らないところで、目眩ゆく動いており、2020年コロナ禍の中で私達が可視化出来る社会の変化が起き始めています。

2030年のスーパーシティ法案が通り、2050年にはムーンショット計画と言う、まるでドラえもんの様な未来社会が、私達の生きている時代にこの日本で到来するのです!

後わずか10年〜30年先ですよー(汗)

今年生まれた子が、30歳になった時には、もうドラえもんの様な未来社会になっているなんて、信じられないですよね・・・

来るんですよー!

社会の常識と私達の価値観は変わり始めている

昭和に生きて来た私達には、信じられない様なスピードで、令和の社会は動き始めています!

先ずは経済の動きが・・・そしてそれに伴って社会の常識と私達の価値観が、ガラガラと崩れ始めます。

私達は、10代20代のトレンドに乗って行かなければ、社会の動きに取り残され、社会の弱者となってしまいます。

勝ち組・負け組と言う言葉が有りますが、子どもの人生は3歳迄に作られる・・・と言う言葉がある様に、私達の園に通う3歳までの園児さんの人生を、私達保育士は背負っているのではないでしょうか?

そして私達保育士は、その自覚が有ろうが無かろうが、日本の子ども達の未来を背負っている事に成るのです。

だから私は、『保育の力が、日本を変える』と大真面目に信じているのです。

しかしこう考えると、真面目な保育士さんは、とても荷が重く背負い切れません(汗)と思われるかも知れません。

そうです!その通り!背負えるわけは無いのです。だからそもそも一人で背負えないものを、一人で背負おうとしてはいけないのです。

保育は、保育士一人で背負うものではなく、みんなで保育所として、社会全体で子ども達の未来を背負って行かなければならないのです。

その為には、今の保育業界に有る常識をぶち壊し、新しい保育の在り方をみんなが気付き、現場で実践して行かなければならないと思うのです。

それが私の言う、保育所版、働き方改革で有り、それをこれから皆で共に実践して行きたいと思っています。